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完全に独立したように見えるのは、まさかの「脱進機」

Written on 12/25/2019   By   in ショッピング情報

腕時計の複雑機構の代名詞【トゥールビヨン】は、それを自社開発できるだけでトップクラスの技術力を持ったメーカーであると言えます。この機構は、髪の毛ほどのサイズであるひげゼンマイなどが重力によって偏ったり歪んだりすることを防ぐ「精度安定化」のためのもの。機械式時計の心臓部である脱進機をキャリッジと呼ばれるカゴ型パーツ内に組み込んでキャリッジごと回転させるという繊細な仕組みゆえ、数ある時計機構の中でも別格として扱われているのです。

現在製造されている多くのトゥールビヨンウオッチは、1周60秒で回転するキャリッジをブリッジと呼ばれる棒や板のパーツで支える構造が採用されています。ブリッジを使わず、キャリッジがむき出しになったものは「フライングトゥールビヨン」といい、より高度なテクニックが必要となる代わりに、精緻を極めた装置の動きを存分に楽しめるようになるのです。

この度ユリス・ナルダンが発表したのは、そのフライングトゥールビヨンをも超える“フリー ホイール”式のトゥールビヨンでした。1月に行われたジュネーブ国際高級時計展(=SIHH)では明かされなかった新作ですが、11月には日本での発売も予定されているとのこと。