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月別: 2017年9月

ベル&ロス/BRシリーズ全般 Photo:「BR-03 ファントム」/自動巻き/SS/42万円

●適度な個性があり、視認性に優れ、かつ実用的。プライスもあくまで適性だ。バリエーション展開も上手く、年々質を向上させている点にも好感が持てる。大ヒットは当然だろう。(広田)
●このブランドのポテンシャルに比べ、日本市場はまだブレイク前夜。2010年あたり、ひょっとしたら大化けするかも。

09/30/2017     0 Comments

グラスヒュッテ・オリジナル/セネタシリーズ全般 Photo:「セネタ・クロノメーター」/手巻き

●非常に良いものを持っているブランドなのに、製品の方向性がバラバラなので評価が定まらなかった印象がある。今後はコンセプトと個性をより明確に打ち出せばいいのでは?(名畑)
●2009年のセネタ・クロノメーターで“ハイプレシジョン”に舵を切ったセネタシリーズ。ドイツが誇る実力派ブランドが打ち出した新しいイメージが継続することを期待したい。

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タグ・ホイヤー/新型自動巻きムーブメント Photo:「Cal.1887」/自動巻き

●新作は自社開発の自動巻きクロノグラフCal.1887を搭載。今号が書店に並ぶ頃にはその全容がはっきりしているはず。ブライトリングのB01に続く、量産型自社クロノとして期待したい。(古川)
●どのモデルに搭載されるか現時点では不明ですが、話題になることは間違いなし。注目は価格帯。ミドルレンジに収めてきたら革命的かも。(篠田)
●自社開発の新型クロノグラフ・ムーブメント搭載の新作が2010年バーゼルで発表され、タグ・ホイヤー最大の話題に。おそらく価格も手頃なはずであり、人気沸騰の予感。

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[アイコニックピースの肖像39]ブルガリ オクト

2012年7月12日、ローマの中心部にある「コンプレッソ モニュメンターレ サント スピリト インサッシャ」で、ブルガリの新しい基幹コレクションとなる「オクト」が発表された。現在はミュージアムとして使われるこの旧病院は、バシリカ様式の建築と、八角形の天窓を持つ小部屋〝ティブリオ〟で知られていた。八角形とは、つまりオクトのケース形状である。

当時CEOだったマイケル・バークはプレゼンテーションの口火をこう切った。「新しいオクトが象徴するのは、普遍的な価値です。そしてここローマは、永遠の都です」。続けて彼は力、美、そして永遠を語ったが、つまるところ、それがオクトの目指すものだった。

もっともこのモデルの原型は、04年には存在していた。それがジェラルド・ジェンタ銘のオクトである。ブルガリ傘下となって初の新製品となった本作は、ジェンタ・デザインでこそなかったが、彼の好んだ八角形モチーフのケースを持ち、しかも外装はすべて切削で仕上げられていた。ウブロでさえケースを鍛造で作っていた04年当時、切削による多面体ケースを持つオクトは、極めて野心的な時計だったのである。

ではこのモデルが、なぜブルガリの基幹コレクションへと脱皮を遂げたのか。時計部門の責任者を務めるグイド・テレーニは理由をこう語る。「(当時の)ジェラルド・ジェンタとダニエル・ロートはニッチなコンプリケーションを作っていた。00年、その両社をブルガリに統合するにあたって、もっと数を作ろうとなった。それがブルガリのオクトだ」。

もっともブルガリは、04年の〝ジェンタ オクト〟を3針に改めただけで、新しい基幹コレクションになるとは考えていなかった。同社はそこに開発中の自社製ムーブメントを載せるだけでなく、バークが言うところの力と美、そして普遍性を加えたのである。

09/29/2017     0 Comments

いま注目すべき時計のトレンドを変える新潮流

[THEME①-1]
振り角は高い方から低い方へ

ムーブメントの設計で、10年前と最も異なる要素を
挙げるならばテンプの振り角になる。
携帯精度を改善するため、かつてテンプの振り角は、“高ければ高いほど良し”とされた。
300度は当たり前で、340度を超えるものさえ少なくなかったほどだ。
しかし今やテンプの振り角は、振り当たりを起こさない程度まで下げられた。
それを可能にした要因はロングパワーリザーブとマルチバレル化だ。

精度測定中のロレックスCal.4130。高精度で知られるロレックスだが、クロノグラフの4130にせよ、自動巻きの3100系にせよ、振り角が300度を超えることは希だ。振り当たりを嫌う同社の設計思想は、他社の基幹ムーブメントにも大きな影響を与えた。

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オメガのオールセラミックケース

これは、私がオメガに入社して以来、ずっと作りたいと思っていた時計です」。オメガのプロダクト開発担当副社長のジャン-クロード・モナション氏は、2013年のバーゼルワールドで興奮を抑えながら、こう切り出した。

「私がオメガに入社したのは1997年ですが、その時からずっと〝黒い時計〟をオメガのコレクションに加えたかったのです。しかし、どうやって理想的な〝黒〟を実現するのか、それが問題でした」

一般的に、ケースをブラックに着色する手法としては、PVD(物理的蒸着)加工やDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)加工でケース表面に黒い皮膜を化学的に被せるという方法が考えられる。

「〝黒い時計〟を実現するために、いろいろ試してみました。しかし、PVDもダメ、DLCもやはりダメでした」

いずれも化学的な処理を金属の表面に施すものだが、皮膜が薄いために十分な耐久性が得られず、容易にコーティングがはがれてしまうことが最大の問題であったという。そこで、モナション氏は発想を転換することで、問題を解決しようとした。つまり、表面の皮膜がはがれるのが問題ならば、決してはがれない素材を使用すればいいのではないか? その結果、たどり着いた素材がセラミックスであった。

「どうせセラミックスをケースに採用するなら、まだどの会社もやっていないことにチャレンジしようと考えました。そこで、インナーケースやスペーサーを持たないセラミックスだけで出来た〝完全なセラミックケース〟を目指したのです」

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