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日別: 2016年5月12日

ジャガー・ルクルト:グランド・レベルソ・ウルトラスリム 1948【2014新作腕時計】

極めて多彩なコレクションを展開するジャガー・ルクルトにあって、同社を代表するアイコニック・ピースといえば、やはりレベルソ以外に考えられないでしょう。

その長い歴史は、極めて強い個性を持つレベルソに普遍性すら与えてしまった、これは歴史と伝統のある時計業界においても他に例のないことと思えてなりません。

そんなレベルソが80周年を迎えた2011年、グランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ1931がリリースされました。

登場当初のレベルソの文字盤を復刻したそのモデルは、オリジナルと同じデザインの黒い文字盤、夜光インデックスと夜光針を持っており、あえてブランド・ロゴや秒針を廃したその顔は非常に印象的なものに違いありませんが、それ以上に注目を集めたのは薄型のムーブメントの採用によって、現代的な46.8ミリ×27.4ミリというサイズを持ちながらも厚さを7.3ミリに抑えたそのケースの絶妙なデザインバランスでした。

マニュファクチュール・ジャガー・ルクルトの技術は、このレベルソを単なる復刻モデルではなく、オリジナルの意匠を活かしながらも極めてモダンでエレガントなタイムピースとしたのです。

たちまちこのスリムケースのレベルソは大人気となり、レギュラーラインに仲間入りしたプロダクトを含む多くのバリエーションを生み続けていますが、今年は1948年に製作されたレベルソが題材に選ばれました。

ジャガー・ルクルト:グランド・レベルソ・ウルトラスリム 1948

表面を微妙に荒らした「ホワイト・パウダー」ダイアルにアプライドのアワーマーカーとレイルウエイ・トラック、そして針を明るいブルーとし、6時位置に正方形のスモールセコンドを配したデザインは、戦後の復興の時代を象徴するかのような明るい色調であり、黒文字盤の1931と好対照を成すデザインと言えますが、“FABRIQUE EN SUISSE”と添えられたブランドロゴも相まって、端正さをしっかりと保っている点は特筆に値するでしょう。

しかし6時位置にも同じスイス製であることを表示する“SWISS”の表記があり、これについては意見が分かれる部分かもしれません。

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ともあれ、異端でありながら重要なアイコニックピースでもあるレベルソにまた一つ、魅力的な選択肢が加えられたことは、大変に喜ばしいことではないでしょうか。

05/12/2016     0 Comments

ジャガー・ルクルト:ジオフィジック 1958【2014新作腕時計】

国際年の第1号としても知られる国際地球観測年(International Geophysical Year (IGY))は、国際的な協力関係を築くことによって、国境を越えて地球や宇宙に関する12の項目の科学研究を推し進めるべく発足し、1957年7月より1958年12月まで続いた巨大なプロジェクトでした。

美しい国際協力の下に行われた、この極めて有意義なプロジェクトの開催に合わせて、ジャガー・ルクルトは、耐磁性と高い精度安定性を持ち、イギリス空軍のパイロットウォッチにも搭載されたCal.488/Sbrに、耐震装置とスワンネック微動緩急装置を与えて5姿勢と温度変化に対する調整を加えた、最高の手巻きクロノメータームーブメントのひとつとして時計史に名を残すCal.478BWSBrを搭載した、ジオフィジックをリリースしました。

国際地球観測年のプロジェクトにおいて、極地を探検する冒険家や科学者達をターゲットとした、当時としては最高レベルのタフネスと精度を与えられたジオフィジックは、現在でもコレクター垂涎のビンテージ・ピースとして注目を集め続けています。

ジャガー・ルクルト:ジオフィジック 1958

そして2014年、ジャガー・ルクルトはそんなジオフィジックの歴史的意匠と高精度を、モダンなサイズ感を持つケースと自動巻のCal.898を採用して現代に蘇らせたのです。

キャリバー 898/1

オリジナルの35ミリ径に対して38.5ミリ径となったケースは、現代的な感覚では大きすぎないといえるサイズ感を持っており、オリジナルと同様に軟鉄製のインナーケースを備えています。

オリジナルのジオフィジックの特徴である、たっぷりと夜光を盛られたリーフ型の長短針が、経年変化を表現すべく着色されたスーパールミノバによって、良い雰囲気で再現されている点は喜ばしいことでしょう。

ジャガー・ルクルト:ジオフィジック 1958

これに対して、高精度機らしい高い判読性と端正な表情を持ちながら、何故か文字盤には夜光塗料が使用されていないという、不思議な組み合わせを持つのがオリジナルのジオフィジックの特徴ですが、今回の復刻においては、見返し部に長短針と同色のスーパールミノバのドットインデックスがさりげなく配置されており、非常に好ましい形でオリジナルモデルの弱点が克服されています。

しかし搭載するムーブメントに大きな特徴を持つオリジナルモデルに対して、今回の復刻モデルに採用されたムーブメントは、スタンダードラインのマスターコントロールに搭載されているものと完全に同一のようであり、これは現代のジャガー・ルクルトのムーブメントの完成度の高さを再認識させるもの、と言うことも出来るかも知れませんが、やはりもう一歩踏み込んだ部分を期待したいのが人情というものではないでしょうか。

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ジャガー・ルクルト:デュオメトル ユニーク トラベルタイム

時計の主輪列と付加機構の両方に独立した動力源を与える事によって、付加機能の作動による時計の精度への影響を断ち切った「デュアル・ウイング」という発想によって、マニュファクチュール・ジャガー・ルクルトのハイエンドラインの一角を成すデュオメトルシリーズ。

そのオリジナリティ溢れる機構と卓越した仕上げにより、今や現代を代表するコンプリケーションのひとつとして、不動の地位を獲得するに至りました。

このデュオメトル ユニーク トラベルタイムは、一昨年末のパリ・ヴァンドーム広場のブティックのオープニングセレモニーの為に100本限定で発売されましたが、今年のSIHHにて、既出のホワイトゴールドケースにローズゴールドケースのモデルを加え、改めてレギュラーとしてカタログに追加されることが発表されました。

デュオメトル・ユニーク・トラベルタイム リファレンス 606352J

このモデルの最大の特徴は、第二時間帯を分単位で調整可能な、かつて無かったワールドタイム機構を搭載している事で、これによって世界中の全ての国や地域で、正確な第二時間帯を設定する事が可能となりました。

更にはいかにもジャガー・ルクルトらしいことに、その操作は極めてシンプルにまとめられており、リューズを正面から見て時計回りに回せば、ホームタイム用のゼンマイが巻き上がり、逆に回せばデュアルタイム用のゼンマイが巻き上がります。

そしてリューズを一段目まで引いて回せば、デュアルタイムの分調整、二段目まで引いて回せばホームタイムの調整が出来ます。

更には10時位置と8時位置のボタンでデュアルタイムの時間調整が出来、デュアルタイムのジャンピングアワーと共に6時位置の地球が回ります。

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